お知らせ
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2023年9月6日(水)、『立命館アジア太平洋大学(APU)×南阿蘇温泉郷』学生見学交流会を開催しました!

南阿蘇村温泉旅館組合にて毎年実施している『学生向け1day見学交流会』。
本格的な就職活動を開始する前に、実際に南阿蘇に来て旅館やホテルを見学し、経営者やそこで働く人たちと交流することで、お客さん目線では知ることのできない南阿蘇の温泉宿で働くことの面白さ、働く人たちの熱い思いに触れていただこう!という企画です。
2021年度に始めてから好評をいただき、以後毎年開催しています。

通常は学校・学部を問わず募集をしていますが、今回は別府にある立命館アジア太平洋大学(以下APU)の学生の皆さんに、南阿蘇の宿泊施設の見学や経営層とのディスカッションを通したフィールドワークを実施しました。
APUは、全学生に占める国際学生の割合が約50%の国際色豊かな大学で、日本で唯一サステイナビリティ学と観光学が学べる「サステイナビリティ観光学部」があります。今回、その学部で学ぶ学生の皆さんにお越しいただきました。

今回は、『地獄温泉 青風荘.』、『旅館 心乃間間(このまま)』、『THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)』の3施設に伺いました。

① 地獄温泉 青風荘.


江戸時代から続く湯治文化を現代に伝える老舗旅館の一つ。足元から湧く源泉にそのままつかれる“すずめの湯”は、その泉質の珍しさも加わり“奇跡の湯”として全国から宿泊客が訪れています。2016年の熊本地震で大規模な被災をし休業、尽力の末2021年に営業を再開し、再開後は新旧が融合し更にパワーアップした温泉旅館に。

青風荘では、熊本地震からの復興や、日々大切にしていること等を、実際に施設を見学しながらお話を伺いました。副社長の静かながら熱い言葉に、学生の皆さんは聞き入っています。

湯治滞在のための宿泊用の部屋や共用キッチン、宿泊/日帰り客どちらも利用できるlibraryスペースのある「曲水舎(きょくすいしゃ)」。青風荘ならではの施設の一つです。こちらでは質疑応答とディスカッションを実施。多くの質問が飛び交いました。

昼食を頂いたあとは、本来は宿泊者しか味わえない青風荘の朝食名物・フレンチトーストを特別にデザートとして振る舞っていただきました。開放的な南阿蘇の風景に囲まれて、目の前で調理風景を楽しめる、囲炉裏のオープンキッチンスタイル。写真は河津誠社長(普段もこちらで自ら調理・接客されています)。

② 旅館 心乃間間(このまま)


12歳以下のお子様と団体客は原則宿泊不可の、大人の為の癒し宿。お部屋は完全離れの露天風呂付き、阿蘇の外輪山を眺めながら時を忘れる、贅沢な時間が過ごせます。現在はお食事なしの素泊まり専用宿として営業されています。

代表の藤江さんより、熊本市から南阿蘇への移転、コロナ渦で見つめ直した旅館業についてお話を伺いました。質疑応答では、実際にスタッフの方の発案が形になった事例のお話も。

7,000坪の敷地に、10部屋と母屋のみという贅沢な造りの施設を見学。

③ THE ACONCAGUA RESORTS(アコンカグアリゾーツ)


2021年にオープンしたアコンカグアリゾーツ。前身は老舗で知られる荒牧旅館で、熊本地震での被災を機に、リニューアルされ現在のスタイルに。インフィニティプールをが目を引く、南阿蘇唯一のリゾートホテルです。

施設内見学後は、代表の松原さんと質疑応答。理想だけでなく、現実の人や資金をどう動かすかや、その為に自分はどうするか等、松原さんご自身の人生エピソードを交えながらお話いただきました。

アコンカグア名物:インフィニティプールのプールサイドにて

学生の皆さんは終始積極的に質問され、熱心にメモを取られているのが印象的でした。今回のフィールドワークでの経験が、皆さんの今後の学生生活の一助になれば幸いです。
APUの皆さん、ありがとうございました!また機会があればぜひ南阿蘇にお越しくださいね。

学生1day見学交流会は今後も開催予定です(例年1~2回開催)。
開催する際はこちらでもご案内しますので、ご興味を持たれた方は次回ぜひ、お気軽にご参加ください!