ごあいさつ
南阿蘇と共に歩む、新たな出発。
当館は20年ほど前に小さな民宿として開業した宿屋です。
かつては日帰り温泉をはじめ敷地内に食事処やエステ、雑貨屋などもあるテーマパークのような施設としてとても賑わっていたそうです。
2016年の熊本地震では当館も大きな被害を受け、目の前を走る国道57号線やJRは通行止めとなり、一時は再建を諦めかけたことも。
その後5年の時を経て道路やJRの復旧、新阿蘇大橋の開通…と南阿蘇が徐々に立ち上がっていく様子をみて「ウチも負けてられない」と新たに出発しました。
2023年7月、南阿蘇鉄道もいよいよ全線開通しこれからが本番。
「癒しの里」の新しい歴史ははこれから始まっていきます。ぜひ一緒に歩んでいきましょう。
癒しの里 お宿「伊織」/旅籠「静和」 女将・古木静香
先輩インタビュー
上田さん
キャリアを積み重ねることができる場所。
前職はシティホテルの料飲部門で長く勤めていました。
キャリアを故郷の九州、熊本のホテルで終えようと考えていた時に縁があって入社したのですが、同じ宿泊業といっても旅館は全くの畑違い。
最初は配属先によって業務がきっぱりと分担されるホテルのスタイルとは異なり、マルチタスクで動かなければいけない環境に戸惑いました。特にフロントスタッフは受付業務だけではなく、料理や温泉、アメニティの場所に至るまで全てを把握する必要があります。
スタッフがチーム一丸となっておもてなしをする、まさに総力戦です。
その分、ホテルとは違いお客様ひとりひとりへの距離間も自然と近くなりチェックアウトの時にいただく感謝の気持ちもとても大きく、この仕事の新たな喜びを感じています。
旅館全体の動きが見えるので視野も広がり、今までにない考え方やサービスのアイディアが生まれることも。
実はいま、温泉ソムリエの資格を取ろうと考えて勉強中なんです。この年になってもまだまだ成長できますね(笑)