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南阿蘇村吉田

明神池名水公園

Myojin Pond Park

  • 水源

(2025年7月1日追記)
令和7年6月に実施した水質検査で、項目の一部において厚生労働省の基準値をわずかに上回っていることが確認されました。
飲用により直ちに健康に影響を及ぼすものではないと考えられますが、予防的な観点から飲用はお控えいただきますようお願いします。

問い合わせ先:南阿蘇村企画観光課(TEL:0967-67-1112


明神池は白水地区のほぼ中央に位置する湧水地で、広さ752m2の池のいたる所から清水が噴き出しています。この明神池は約5,070m2もある湖だったのが、昭和28年の大水害のために土壌が堆積し、湿原地状態となりました。その後平成2年に改修し、再び湖が形成され絶景の地となっています。

この湧水地には群塚神社という産神を奉った神社があり、ここの水は「誕生水」として「飲むと安産に効果あり」とされています。

これにまつわる話として、昔(天正年間)当地区に吉田城があり城主には子がなく、この水源で身を清め、境内にある誕生石に願いをかけられたところ、子宝に恵まれました。しかし、産後の肥立ちが思わしくなく乳が足りず、日に日に痩せ細る子どもたちに困り果てた奥方は、境内にあるイチョウの木に乳房のように垂れ下がっている気根を撫でられたその日から病気も回復し、乳の出も良くなり、それ以来現在もなお、婦人の参拝する信仰が残っております。

また、日本最後の内戦である明治10年の西南の役で、会津藩家老佐川官兵衛は当地区長門屋の座敷(現存)にて南郷有志隊と薩摩軍に対する作戦会議を行い、この水で身を清め、当群塚神社に必勝を祈願された事実が残されています。

湧水量:毎分約2トン

熊本名水百選の1つ

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